データベーススペシャリスト 合格のための独学勉強法
はじめに
データベーススペシャリストの合格通知が届いた。受かるかどうか、微妙な手ごたえだったので、一安心。
いつもの通り、使用した教材や、コツなどを紹介したいと思う。ちなみに、データベースについては、ほとんど触ったことがないので、初心者。それでも合格できるということは、この記事を読んでいる勉強熱心なあなたなら、合格できるはず!
以前書いた、情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリストの勉強法はこちら。
使用した教材
毎度のことながら、TACの教材と翔泳社の教材を併用。
メインテキスト
データベーススペシャリスト 合格テキスト 2019年度 (情報処理技術者試験対策)
- 作者: TAC情報処理講座
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
知識を浅く広く網羅したテキスト。とりあえず、さらっと全体を通して読むことで、問題文に出てくる重要キーワードは理解できる。
このテキストに記載された内容を大体理解できれば60点は取れる。逆に、100点を狙うには、物足りないといえるが、60点以上で合格なので、深追いはしなくてよいと思う。
とりあえず一日15分、ルーズリーフA4片面が埋まるくらいで、ノートにまとめれば、3か月で一冊読み終えることができる。11月から初めて、1月には終わる計算だ。
サブテキスト
知識を体系的に学ぶというより、試験問題の実践的な解き方を解説しながら、要所要所で必要となる知識を紹介する内容となっている。
TACのメインテキストである程度基本的な知識を網羅し、問題集で午後問題に触れた後にこのテキストを読むと、自分が躓いたポイントの解き方のコツが載っているため、呑み込みが早くなる。
本番当日に、初めてじっくり読んだのだが、もっと早く読んでおけば良かったと思うくらい、コツがたくさん掲載されている。
問題集
データベーススペシャリスト 合格トレーニング 2019年度 (情報処理技術者試験対策)
- 作者: TAC情報処理講座
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
午前2・午後1・午後2が満遍なく掲載された問題集。
午前2は明らかに問題量が不足しているので、別の問題集や、ネット上で問題を解くことのできるサイトを利用して、より多くの問題に触れる必要がある。
午後1・午後2に関しては、この問題集に掲載されているものを一通り解けば、本試験にも対応できる。
2月以降は、まず午前2を極める。問題の傾向が限られているので、あっという間に大体解き終わると思う。
3月末、4月頭で、午後1・2のどちらかでいいので、毎日大問を1問解いていく。自宅であれば、リラックスしているはずなので、試験時間を短く設定し、躓いたら飛ばすくらいの勢いで解く。(早く終われば、早く遊べる!)
午前2対策問題集
メインのTAC問題集では午前2の問題が不足するので、こちらで補う。高度試験の区分ごとに午前1または午前2の問題が掲載されており、高度試験全般で使用できるので、一冊持っておくと今後も役に立つ。
インターネットで解く
オンラインで大量の過去問を解くことができるサイト。移動時間などの隙間時間でも利用できるので、便利。
おわりに
どんな資格でもそうなのだが、資格を取ることを目標とした場合、合格する=合格条件を満たすことが必須となる。逆に、合格条件を満たす(データベーススペシャリストであれば、午前、午後とも6割以上点数を取る)ことさえできれば良い。
完璧に仕上げてから受ける、というのも一つの方法かもしれない。しかし、完璧にしようとするあまり、結局いつまでも受けられない、ということになってしまうこともある。
そうなるくらいなら、まだ5割ぐらいだけど、とりあえず受けてみよう、ぐらいの軽い気持ちで、とりあえず受験してみた方が良いと思う。気負わず勉強、受験できる分、案外受かったりする。(午前2だけは8割以上に仕上げておこう!)
そしてもう一つ重要なことは、日ごろから色々なシステムやプログラムに触れること。
今回の試験では、午後1の問題に、マラソン大会の申し込みシステムについてのデータベース設計が出題された。
この問題を見たときに、大会申し込みに利用するRUNNETが思い浮かんだ。そのおかげで、漠然とした問題文が、より具体的なイメージに変換されて、解くのが楽しかった。(出題者は、東京オリンピックを意識したのかもしれないが)
午後1で選んだもう1題は、部品の組み立てについての出題。こちらには、プログラムミスによる不具合の内容を答えさせる問題があった。
無限ループになってしまう、という回答になるのだが、入れ子や、再帰呼び出しを利用するプログラムをちょっとでも作ったことがあれば、直感で理解できる内容だった。
個人的には、データベースではないが、(恐ろしく弱い、あるいは未完成な)将棋やオセロの最善手探索など趣味でプログラムしていたので、嫌というほどこの無限ループにはまった。試験の部品の関係図とプログラムの処理内容から、直感的に無限ループが浮かんだ。
やはり、実践が理解への一番の近道なのかもしれない。