yura*'s rakugaki diary

つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

ネットワークスペシャリスト試験

昨年受験したネットワークスペシャリスト試験の結果が送付されてきた。

 

まさかの合格。絶対落ちたと思っていたのだけれど。

 

情報処理安全確保支援士試験の紹介でも書いたが、ネットワークスペシャリスト試験も「落とす試験ではない」ということなのだろう。

 

情報処理安全確保支援士試験対策は以下の記事を参照のこと。

 

yura-rakugaki.hatenadiary.jp

 

ネットワークスペシャリスト試験に関しては、情報処理安全確保支援士試験以上に手ごたえがなかったので、あまり参考にはならないかもしれないが、せっかくなので、受験までに使用したテキストを紹介。

 

正直、これさえあれば、というテキストには出会えなかった。過去問を解いて、わからない点を複数のテキストで確認するという方法が一番近道かもしれない。

 

1.使用したテキスト

情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2018年版

情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2018年版

 

 

情報処理安全確保支援士試験の時にお世話になった翔泳社出版のテキスト……なのだが、筆者が違うので、内容のまとめかたが全く違い、少し拍子抜け。

 

基礎知識から学びたかったのだが、なぜか基礎知識編はデジタルデータでの配布。いやいや、それを紙媒体で読みたくて書籍版を購入しているのだけれど。

 

基礎知識編にページを割かず何を掲載しているかというと、過去問の抜粋とその解き方への道筋。一応、断片的に問題を解くために必要な事前知識も掲載されている。

 

VRRP利用時の通信経路や、NICチーミングとL2SWスタック接続併用時のネットワーク障害検知手法などに関しては、VLANの仮想経路なども図解されており、分かり易かった。

 

そして、これは試験を終えてから気付いたことだが、この書籍の有用なページは、各章の頭にある「試験対策のポイント」の表。私が使用していた時は、表組だけのこのページを飛ばして進んでいたが、実はこの表に最も重要な観点がまとまっている。

 

問題で問われるポイントとその対策が書いてあるので、記述式への足掛かりにも利用できる。

 

2.サブテキスト

ネットワークスペシャリスト 合格テキスト 2018年度 (情報処理技術者試験対策)

ネットワークスペシャリスト 合格テキスト 2018年度 (情報処理技術者試験対策)

 

 

こちらも情報処理安全確保支援士試験の時にお世話になったTAC出版のサブテキスト。

 

前述のメインテキストの情報量が少ないと気が付いたのが試験直前だったので、頭から順に目を通したわけではないが、過去問でわからない用語が出てきたときは、辞書代わりにこちらで調べていた。

 

今回、基礎知識はこちらで覚えることが多かった気がする。OpenFlowについても少しだけ載っていて本試験で役に立った。

 

3.問題集

ネットワークスペシャリスト 合格トレーニング 2018年度 (情報処理技術者試験対策)

ネットワークスペシャリスト 合格トレーニング 2018年度 (情報処理技術者試験対策)

 

 

サブテキストと同じシリーズの問題集。午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱがある程度カバーできる。午前Ⅱに関しては少し足りないので、別の過去問集も追加で解くとより安心できる。

 

 こちらは、高度試験の午前Ⅰ・Ⅱの問題が掲載されているので、ネットワークスペシャリスト以外の試験でも利用できる。他の試験区分の問題も見ておくことで、午前Ⅱで1、2問出題される他の試験区分の問題も解けるかもしれない。(出題数が少ないので深追いは禁物)

 

午後の問題は、初見で解けなくても、気にしないことが重要。むしろ、「新しい知識だ! やったー!」ぐらい気軽な気持ちで、解くことを楽しむことが大切だと思う。もちろん、そのわからない用語は先ほどのテキストで調べること。

 

4.試験で大切なこと

正直、落ちたと思うくらい知識不足が否めない状態だったので、気の利いたことは言えないが、とにかく「あきらめない」ことが大切だ。

 

特に午後Ⅰ・Ⅱは記述式なので何か書かなければ1点ももらえないが、書けばよっぽど論点がずれていない限り、点数がもらえる、はず。

 

そして、記述式の問題は、「難しく考えない」ことが大切だと再認識。

 

本試験午後ⅡのFW(ファイアウォール)とLB(ロードバランサ)の冗長化の問題。FWa、LBaがアクティブで、FWb、LBbがスタンバイ。FWとLBが連動して切り替わる。この時、FWa又はFWbが監視すべき内容を25字以内で3つ答えよ。

 

これも難しく考えず、「スタンバイならいつでもアクティブになれるようにアクティブ側が稼働しているか監視しよう」と考えれば、少なくとも「FWbによるFWaの稼働状態」は出てくる。

 

ついでに「LBの切り替えと連動するのだから、アクティブ側のLBaが稼働しているか監視しておこう」と思えれば、3つのうち2つは答えられることになる。

 

解答例には「FWaによるLBaのポートのリンク状態」とある。私はここも「稼働監視」と書いてしまったが、点数を見るとおそらく部分点はもらえていると思う。3つ目も絞り出せば、合格に必要な60%は得点できる。

 

この問題、回答欄が25字あり、そのうち15字しか埋まらず不安だったが、正解だった。よほどのことがない限り、裏をかくような問題は出ない。逆に難しいと思った問題の場合は、文中や図中にヒントが隠されている。それを探しだせるかどうかという、「情報処理」能力が問われているのかもしれない。

 

5.最後に

ネットワークスペシャリスト試験に合格するということは、イコール、ネットワークのプロとして認められる、ということではないと思う。あくまで、最低限必要な知識はある、というぐらいに過ぎないのではないか。私自身が実力不足で合格してしまったことで、逆にそう思いたいのかもしれない。「ネスぺ受かったなら、これぐらい知ってるよね」と言われるのが、今、一番怖い。

 

情報処理安全確保支援士試験の記事でも書いたが、合格したから、何かが劇的に変化するということもない。家族や知り合いに言っても、「ふ~ん、何なのその資格、何か役に立つの?」ぐらいの反応。やはり、得た知識を実務で生かすことができるかどうかにかかっているのだろう。

 

6.おまけ

午後問題の過去問を解くと段々とわかってくると思うが、設問ごとに問題文が、ある一定の区切りで分かれており、別れた区切りを跨いで解かなければならないことは、あまりない。大体はその区切られた中で解けるようにできている。時間が足りないと思ったら、問題文を読みながら穴埋めしたり、傍線の問いを解くという手もある。

 

逆に、時間が足りなくならないよう、過去問を解く際に、時間を短く設定して解いておけば本番で少し余裕をもって解くことができる。

 

それから、大問選択は非常に重要。少しでも自分の得意とする分野を選ぶことが合格・不合格を分ける。本来はどちらも解けるように修練するのが筋なのだろう。しかし、恥ずかしながら、中途半端な状態で受けていたので、本試験で午後Ⅱの大問Ⅰを選んでいたら、私は落ちていた。

 

「簡単と思った問題が難しい」ことはよくあるが、「難しいと思った問題が簡単」ということは、それほど多くない。一見して分らない用語ばかりの場合、素直に知っている方を解くのがよいと思う。