yura*'s rakugaki diary

つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

サクラ、サク。

 咲坂伊緒先生の「サクラ、サク。」が発売。 

  「ストロボエッジ」、「アオハライド」、「思い思われ、ふりふられ」に続く最新作。

 主人公咲が、中学生時代に助けてくれた恩人の桜亮介にお礼を伝えようと奮闘する中で、亮介の弟で咲と同級生の陽希と交流を深めていく、というのが1巻の流れ。

 最初、「ふりふら」の登場人物と同じ亮介という名前に困惑したり、由奈に似た容姿のキャラクターが登場したりで、いまいち内容が頭に入ってこなかった。

 しかし、3話目に入ったあたりから、だんだんと流れがつかめるようになり、咲と陽希の関係性が見えてきて、だんだん面白くなってきた。

 さらには「サクラ、サク。」の亮介は、「ふりふら」の亮介と同一人物であることが、欄外の作者コメントで発覚。この調子でいけば、「サクラ、サク。」の中で、由奈と理央、朱里と和臣のペアを見ることもできるかもしれない。

 前作の「ふりふら」は宝石のように無駄をそぎ落としたとてもクリアで綺麗な作品だった。今作も、その美しさは残しつつ「アオハライド」の時のようなワイワイと皆で盛り上がる雑貨屋さんのような楽しさも期待できそう。

 早速、次巻が楽しみだ。

当ブログはAmazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。