エゴロック
エゴロックにハマる。
最初、キズナアイが歌うエゴロックを聴いて衝撃を受ける。すぐに原曲を聴き、またまた衝撃を受ける。
次にこの音がくる、という期待を外さない。と思わせておいて、ところどころ音を変えてくる。これぞカタルシス。
MVのダンスも癖になる。サビのダンスを踊りたくなり思わず練習してしまった。
そしてヒョットコのお面をかぶった制服の子が可愛い。穴に落ちそうになるキョンシーも好き。滑り台でスキージャンプのような動きをするピエロも素敵。
途中、DIDという言葉が出てくる。色々な略称が当てはまるが、一番しっくりくるのがこれ。
解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい、英: Dissociative Identity Disorder ; DID)は、解離性障害のひとつである。かつては多重人格障害(英: Multiple Personality Disorder ; MPD)と呼ばれていた。
ちょうどその場面のMVでは、たくさんの扉から登場人物が顔をのぞかせる。
ふとこの表現を見ているときに、俺たちに翼はないを思い出し、この登場人物たちは、全て制服少女のペルソナなのではないかと思った。
ペコペコするサラリーマン風の人も、マスカレードな淑女も、かわいいぬいぐるみの人も侍も、実は女の子の人格を表現していて、崩れそうな絶妙なバランスをなんとか保っている、そんな状況。
幻覚作用のあるアルカロイドを使用してミーティングを行っていることも、この説と一致する。最初にペコペコしていたサラリーマンが最後、同じ場所で女の子に代わっているのも頷ける。
タイトルの「エゴ」は「自我」と「利己主義」の両方を意味しているのだろうか。
なんにせよ、素晴らしい曲に出合えて良かった。しばらくループして聴いていたい。