ドコモの新料金プランとファミリー割引
ドコモの新料金プランが発表された。
思ったほど安くならなかったこと、加えて自分で上限を設定できないステップ式の料金設定だったことに少しがっかりした。しかし、一方で長期利用者と新規利用者を取り込むために、上手く設定した部分もあるように思える。
それが、ファミリー割引の拡大。ファミリー割引とは代表回線から三親等以内のドコモ利用者を範囲とした割引制度だ。
いままでスマートフォン向けのプランでは、ファミリー割引はあまり意味がなかった。唯一、家族内通話無料であることだけ。
それが、今回の新プランによって直接、料金からの割引が受けられるようになったのだ。
これにより、家族みんなでドコモにすることがメリットになるうえ、割引上限の3回線ぴったりの場合は、だれかがキャリアを変更することが、他の人へのデメリットになるので、キャリアの変更に対する抑止力となる。
今までのような、他の人のデータ量を気にするシェアパックと違い、ファミリーグループの中で一人だけ新プランにしても割引されるという点も魅力的。
問題は、分離方式後の端末価格。通信料金が低価格になったとしても、端末価格との合計金額が高くなったとしたら事実上の値上げとなってしまう。
特に端末は電池の劣化が避けられないため、実用性を維持するには3~4年での買い替えが必要となる。