yura*'s rakugaki diary

つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

SPY×FAMILY

 遠藤達哉先生の『SPY×FAMILY』を読む。

 東西冷戦の中、暗号名「黄昏」というスパイとして活躍するロイド・フォージャーが主人公。課せられたミッションは、結婚を偽装し、上流階級が集まる学校に娘を入学させ戦争の鍵を握るターゲットに近づくこと。

 独身のロイドはまず娘を孤児院から引き取ることに。白羽の矢が立ったのは相手の心を読むことができる超能力を持ったアーニャだった。

 さらには服の仕立て屋でたまたま出会ったヨルを妻として選ぶ。実はヨルも裏の顔である殺し屋「いばら姫」としての仕事上、当局に目を付けられやすい独身を避けるために、友達のダンスパーティーに参加するため、そして何より弟についた嘘を真実にするため、恋人となってくれる人を探している最中だった。

 (任務のために)意気投合したロイドとヨルに心を読みつつそれがバレないように頑張るアーニャの三人が、互いの裏の顔を隠しつつ普通の家族のように装い、いつしか本当の家族のようになっていく。

 それでも任務上、命を狙われることもありそれぞれの能力や仲間を駆使してギリギリのところで解決していくのであった……

 

 コメディとシリアスが、ちょうど『かぐや様は告らせたい』と同じような比率で面白い。ロイドとヨルもどことなく白銀御行と四宮かぐやに雰囲気や立ち居振る舞いが似ていなくもない。

 少し学園でのアーニャの回が冗長に感じることもあったが、ついつい読んでしまう。任務に真剣なロイドとヨルの心を読むことで、どこか俯瞰しているようなアーニャの心の声やそれがバレないようにふるまう必死さが可愛い。愛情や友情で涙してしまう場面も多く、アニメも観てみたくなってきた。

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